
建物の種類や目的によって分かれる解体工事
解体工事には、家屋をすべて解体して更地に戻す「家屋解体工事」と、屋内の一部だけを解体する「内装解体工事」があります。後者はオフィスビルや商業施設など、テナントが入っているビルや店舗でよく見られます。建物の建築材料や規模、解体後の土地利用目的によっても工事方法は細かく異なり、アスベスト(石綿)のような有害建材が使われている場合はさらに厳密な対策が必要です。

「スケルトン工事」と「原状回復工事」の違い
内装解体工事には主に2種類あります。「スケルトン工事」は建物を造っている骨組みだけを残し、間仕切りや柱、天井や床、電気配線やエアコン・排気ダクトなどを撤去して、何もない空間の状態にします。一方「原状回復工事」は、入居前の状態に戻すことが原則です。借りたときの状態がスケルトンであればスケルトンに、設備を引き継いでいればその設備を残した状態で引き渡すなど、契約内容によって完成形が変わるのが特徴です。
内装解体が必要になったときの施主様の事前準備
貸主様との打ち合わせ
賃貸契約書を確認し、撤退・転居時の引き渡し方法を把握したうえで、貸主様に工事の進め方を相談します。
解体業者を選ぶ
費用だけでなく、希望の工法・工期に対応してくれるかも重要です。複数業者から見積りを取り、産業廃棄物処理法に則った適正処理(マニフェスト交付)を行う業者を選びましょう。
業者による現地調査
処分品の確認、養生の範囲、周辺の交通量、隣接店舗の営業時間などを確認し、実際の工事計画を立てます。
近隣への挨拶
工事期間が決まったら、隣近所や同じ建物内の事務所・店舗へ工事内容や期間を事前にお伝えします。
残置物の撤去
工事スペース内の家具や什器は、事前に施主様ご自身で撤去しておくと余分な費用や工期の延長を防げます。
ライフラインの停止
電気・ガス・有線/CATV・浄化槽・水道など、それぞれの窓口に停止手続きを依頼します(水道は工事中も使用するため解体業者と要相談)。
内装解体工事の流れ5ステップ
建物すべてを解体する家屋解体工事と異なり、内装解体工事には配慮すべき点が加わります。
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足場・養生の設置
埃や騒音を最小限に抑え、エレベーターや通路を傷つけないよう工事場所以外も広く養生します。
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内装材の撤去
電気・ガラス・ドア・壁紙などを撤去。粉塵対策をしながら、蛍光灯なども分別して作業します。
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床材の撤去
床材の種類ごとに異なる方法で撤去し、撤去後は地面を平らに均します。
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産業廃棄物の処理
石膏ボード・木材・鉄・プラスチックなどをリサイクル可能な物とそれ以外に分別・収集し、マニフェストに則り搬出します。
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室内の清掃・引き渡し
ゴミや汚れを取り除き、養生を撤去してきれいな状態でお客様にご確認いただき引き渡します。

貸主様・借主様、お互い納得できる締めくくりのために
内装解体工事では、想定外の事態が起こることも少なくありません。関係者同士が話し合い、共通認識を持ちながら迅速かつ柔軟に対応することが工事を円滑に進めるカギです。株式会社ナックスは、他業種との幅広いネットワークと軽いフットワークを備え、工事開始から最後の清掃作業まで、チームワークを発揮して気持ちの良い締めくくりをお約束します。
東京の内装解体・リノベーションの詳細はこちら内装解体の基礎知識に関するよくあるご質問
スケルトン工事と原状回復工事はどちらが安いですか?
解体範囲や残す設備によって費用が変わるため一概には言えません。契約時の状態や引き渡し条件によって適した工法が異なりますので、現地調査のうえでご提案いたします。
賃貸契約書のどこを確認すればよいですか?
撤退・転居時の引き渡し方法(原状回復かスケルトンか)に関する記載を確認しましょう。記載が曖昧な場合は、早めに貸主様と話し合っておくことをおすすめします。
残置物の処分も依頼できますか?
はい、承っております。ただし事前に施主様ご自身で撤去いただくと、費用や工期を抑えられる場合があります。詳しくはお見積り時にご相談ください。